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ENEOSホールディングス(5020): 1Q決算:国内石油事業が大幅増益。米C4素材大手の買収も発表
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J P M O R G A N
アジアパシフィック 株式調査部
2026 年 8 月 8 日
ENEOSホールディングス (5020)
1Q 決算:国内石油事業が大幅増益。米C4素材大手の買収
も発表
【 や や ポ ジ ティ ブ 】 堅 調 な 利 益 進 捗 と な っ た が 、 同 業 の コ ス
モEHD、出光興産の1Q26利益が通期計画を上回ったインパクトに比
べるとサプライズは小さい印象。1Q決算と合わせて発表された米国
C4素材大手TPC買収は、同社が掲げる中期戦略方向性に合致した投
資でもありポジティブに評価できよう。
国内石油事業がタイムラグと輸出市況改善により大幅増益:1Q26
の営業利益(在庫影響除き)は前年同期比113%増の2,874億円、
純利益(同)は同6.2倍増の2,784億円となり、J.P.モルガン事前予
想(営業利益1,900億円、純利益1,200億円)を上回った。石油製品
ほか部門の営業利益(同)が、原油調達にかかわるタイムラグ効
果(前年同期比+834億円)と輸出マージン改善・製油所トラブル
改善効果など(同+416億円)により前年同期比+1,250億円増益と
なり、石油・天然ガス部門は原油市況高と円安効果で+116億円の
増益となった。通期業績ガイダンスの変更はなかった。2Q以降の
業績は負のタイムラグ効果の影響を受けることになるが、1Q26に
計上予定だったJX金属株売却益 (860億円)の計上が2Q26以降に
ずれたこと、製油所稼働率回復、代替輸入コストに対応した調整
補助金支給開始(7月~)などを考慮すると、通期利益計画の達成
確度は上がったと考える。
素 材 分 野 の 大 型 M&A実 行 : 決 算 発 表 と 同 時 に 米 国 C 4素 材 大
手TPC社買収も発表。買収金額は非開示であるが2,000億円以上と
推定している。TPC社は、ブタジエンなど主要C4素材で北米シェ
ア1位、買収後にENEOSグループと合わせたブタジエン生産能力
(1,044千トン/年)は世界3位となる見込み 。過去3年間平均の営
業利益は約100百万米ドル、EBITDA約200百万米ドル。ENEOSは、
素材分野を4つの戦略・成長領域の一つと位置付けている。将来
的には、北米での川下分野への投資や国内エラストマー事業を中
心とした高機能素材事業とのシナジーにも期待したい。
Overweight
5020.T, 5020 JP
株価 (2026年8月7日):1,350円
目標株価 (2026年12月):1,600円
日本 株式調査部
商社、エネルギー
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