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テルモ(4543) 1Q決算:一過性要因を除いても概ね順調な印象
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アジアパシフィック 株式調査部
2026 年 8 月 7 日
テルモ (4543)
1Q決算: 一過性要因を除いても概ね順調な印象
【ややポジティブ】7日1Q決算を発表。1Qは米国関税還付130億円(原
価影響)、その他収益200億円のプラス要因が発生した。各事業とも順
調な印象で、その一過性要因2点を除いても1Q営業利益895億円 (BBG
cons. 46億円)はコンセンサスを若干上回った。同社は一過性要因2点
を織り込み27/3期営業利益計画を大幅上方修正したが、一過性要因を
除けば27/3期計画は据え置き。株価上昇は小幅にとどまると見る。
1Q決算: 1Q売上高は概ね計画通り。1Q事業別では、アオルティッ
ク 事 業 で の 一 部 製 品 (RelayPro)自 主 回 収 (6-7月 に 発 表 済 )の 影 響
を、TIS事業等の好調によって補った。1Q価格改定効果は+22億円
で順調な印象。26/3期3Qから連結したOrganOx社のオーガンテク
ノロジーズ事業1Q売上高は為替影響を除くとYoY+30%程度で、計
画通りの進捗となった。26/3期に買収したCDMO事業ドイツ工場
の1Q損益は-18億円で、現在欧米製薬企業から多くの引き合いが
あると同社は説明した。同社はドイツ工場を2027年に稼働開始予
定。1Qの一過性要因として、米国関税還付金(原価改善影響)を心
臓血管カンパニー事業に約110億円、メディカルケアソリューショ
ンズ カ ンパ ニ ー 事 業 に 約 10億 円 、 血 液 細 胞 テクノ ロ ジ ーカ ンパ
ニ ー 事 業 に 約 10億 円 を 計 上 し た 。 尚 、 1Q米 国 関 税 支 払 い 影 響
は-47億円。1Qその他収益(調整項目)として和解金の受領200億円
を計上した。
今後の見通し: 27/3期営業利益計画は2,575億円(従来2,245億円, BBG
cons. 2,260億円)。為替影響、一過性要因を除いても、27/3期計画達
成に向けて概ね順調な印象。27/3期のリスクは、(1)中東情勢影響
による下期以降の原材料費高騰影響を値上げで相殺できるかどう
か、(2)オーガンテクノロジーズ事業売上の高成長が継続するかど
うか(同社によると、夏は季節性で売上が小さい傾向にあ
る)、(3)CDMO事業のドイツ工場での案件を下期に順調に獲得でき
るかどうか、(4)アオルティック事業でのRelayProの自主回収の動
向と考える。自主回収については、同社によると、原因は特定で
きているが、生産プロセスの見直しや規制当局への申請及び承認
取 得 予 定 を 精 査 し た 結 果 、 出 荷 再 開 が 当 初 予 定 の 27/3期 3Qか
ら27/3期末に遅れる可能性がある。ただし、その場合も他事業が
好調であるためカバーできると同社は説明した。今後のカタリス
トは12月15日の新中計発表と見る。
Overweight
4543.T, 4543 JP
株価 (2026年8月7日):2,373円
目標株価 (2026年12月):2,700円
日本 株式調査部
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