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村田製作所(6981) 福井村田製作所武生工場訪問記:MLCCの競争力の高さを確認
Research evidence excerpt
J P M O R G A N
アジアパシフィック 株式調査部
2026 年 8 月 19 日
村田製作所 (6981)
福井村田製作所 武生工場訪問記:MLCCの競争力の高さを
確認
Overweight
6981.T, 6981 JP
株価 (2026年8月18日):7,496円
目標株価 (2026年12月):15,200円
8月18日に開催された福井村田製作所の武生工場見学会に参加する機
会を得た。福井村田製作所はIT用のハイエンドMLCCを製造する同
社MLCCの主要拠点。今回の工場見学を通じて、同社の生産性・品
質向上に対する独自の取り組みや、AIサーバー向けでのカッティン
グエッジ品での競争力の高さなどを再確認。
日本 株式調査部
福井村田製作所および武生工場の概要:福井村田製作所は1951年
に創業。福井村田製作所には4工場があり、今回訪問した武生工
場(敷地面積212,834㎡)、宮崎工場(同74,833㎡)、アスワ工場
(同3233㎡)、そして26年3月に竣工したセラミックコンデンサ研
究開発センター(同54,450㎡)の4拠点がある。従業員数は正社
員が6071名(うち、武生工場4,701名、宮崎工場745名、アスワ100
工場、セラミックコンデンサ開発センター525名)で、更には協力
会社が日系ブラジル人を含め約3,600名で、合計約9,600名となって
いる。今回は福井村田製作所の武生工場を訪問。武生工場には11
の生産棟があり、今回はその中でも 1005サイズを中心に生産す
るE棟を訪問した。材料秤量・調合・脱泡は八日市工場で生産し
て い る が 、 武 生 工 場 E棟 に お い て は シ ー ト 成 形 か ら 、 後 工 程
(テーピングは宮崎工場)までを一貫生産している。26年3月
に竣工したセラミックコンデンサ開発センタ(C4-Lab)では武生
工場などにあったMLCCの開発機能集約、MLCCにおいてゼロか
ら1を生み出す拠点と説明。同工場に開発機能を移すことで、武
生工場などでは空いたスペースを生産に転用。C4-Labには一貫の
試作ラインも設置しており、従来は繁忙期などは難しかった試作
などもフレキシブルに対応できる。
柴田 一輝
村田製作所MLCC生産ラインの特徴:(1)村田製作所のMLCC
は、取扱品名No1(村田製作所5万種に対し、競合は3千から1
万種)、納期遵守のNo.1、品質No.1などが強み 。そのために生産
フレキシビリティ、需要予測と生産計画の連動、品質バラつきの
極小化に注力。村田製作所のモノづくりの基本は、フローショッ
プ方式ではなくJobショップ方式を採用。焼成工程前までは、工程
間での搬送を人が担い、設備の絶対生産性(フル操業)を重視、
一方で焼成工程以降ではAGVも活用。また、従業員による搬送だ
けではなく、中間検査も実施し、次の工程に不良を持ち込まない
工夫している。セラミックコンデンサについてはロットでレシピ
が異なって、前の工程でのレシピ情報を、過去の生産データに基
づくビッグデータ解析・DXを通じて、ロット間の品質ばらつきに
対し後続の生産工程に品質を最適化するような生産条件・プロセ
ス指示を送って生産。こうした取り組みは数年前から実施。ま
た、Jobショップ方式の採用により、材料に問題があるのか、どの
プロセスに問題があるのかを特定しやすくし、材料やグリーン
シート 成型プロセスまで戻りフィードバックして改善に取り組ん
でいる。焼成炉についても連続焼成炉ではなくバッチ炉が使用し
ており、多品種生産の中で生産ロット毎の生産条件を最適化する
ための取り組みが行われている。(2)生産設備については草色
の設備が内製設備と説明。積層器以外の大半を村田製作所内部で
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