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日立製作所: 有価証券報告書を読む
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日立製作所: 有価証券報告書を読む
Update
2026 年 6 月 25 日 08:11 AM GMT
Morgan Stanley MUFG Securities Co., Ltd.+日立製作所(6501)M| Japan 吉川 和夫、CFA
株式アナリスト
Kazuo.Yoshikawa@morganstanleymufg.com +81 3 6836-8408
有価証券報告書を読む 堀内 大輔
アソシエイト
Daisuke.Horiuchi@morganstanleymufg.com +81 3 6836-5428
FY25有価証券報告書で我々が注目した点を整理する。
主な要点
Hitachi Energyは計画通り従業員の増員が進んでいる。今後はさらなる生産性
向上が期待できよう。
日立製作所(6501.T, 6501 JP)
ファイルストレージ事業で約650億円の減損損失が計上された。 コングロマリット | 日本
R&Dの成果にはAIに関連したものが目立つ。 投資判断 Equal-weight
業界投資判断 No Rating
目標株価 5,200円
6月22日、日立製作所はFY25有価証券報告書を提出した。 対目標株価上値/下値余地 (%) 14
直近終値 (2026年 6月 25日) 4,554円
Hitachi Energy:Hitachi Energyの26年3月末従業員数は前年比約5,000名増加 時価総額 (基本) (十億円) 20,672.0
配当利回り (F26e) (%) 1.2
し、5.5万人。25年10月に開催されたHitachi Energy Investor Dayで27年までに従
年度 (3月決算) F25 F26e F27e F28e
業員を1.5万人増員する計画とされていたが、計画通り増員が進んでいると思わ
売上高 (十億円) 10,587 11,257 11,914 13,011
れる。同社はAI活用により一般管理費をコントロールしつつ、FTE(フルタイム換 営業利益(日本) (十億 1,199.3 1,392.9 1,633.7 1,846.5
算人員)拡充により、アウトプットを拡大していく方針。 円)*
純利益 (十億円)* 802.4 909.2 1,079.2 1,261.5
EPS、基本 (円)* 176.8 203.6 244.9 289.5
FY22-25の同社売上高CAGRは23%、これを従業員数を変数として分解すると、従 EPS (円)** 176.6 203.5 244.8 289.3
業員数CAGR 11%、従業員一人当たり売上高CAGR 11%(図表2)。今後キャパシティ P/E (基本)* 25.3 22.4 18.6 15.7
P/B (基本) 3.1 3.0 2.8 2.5
が増強されるなかで生産性が向上し、さらにサービス&デジタル売上比率が拡 ROE (平均) (%)* 12.9 13.7 15.5 16.6
大すれば、従業員一人あたり売上高成長率がさらに高まずはずで、利益率改善 EV/EBITDA (基本) 11.3 10.1 8.6 7.5
に貢献するだろう。我々はHitachi Energyの業績拡大に強気な見方をしている。 特に注記がない限り、指標はすべてモルガン・スタンレーModelWareフレームワーク による
** = コンセンサス基準
Hitachi Vantara:FY25は日立ヴァンタラのファイルストレージ事業が非注力 *e == 公表基準モルガン・スタンレー・リサーチ予想
事業に位置づけられたことで、当該事業ののれん約650億円全額の減損損失が計
上された。同社はブロックストレージに注力し、案件管理の徹底を通じて、収
益性改善に取り組んでいる。ただ、我々はメモリ半導体価格の高騰から、スト
レージ事業の収益見通しを引き続き慎重にみている。
R&D:FY25の主な研究成果として、フィジカルAI統合モデル「IWIM(Integrated
World Infrastructure Model)」(日立が蓄積してきた社会インフラ領域のナレッジ/
手法とAI技術を統合し、物理世界の現象を正確に理解・推論し、適切な応答を
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